事件番号平成17(わ)757
事件名有価証券虚偽記入・同行使(変更後の訴因 有価証券偽造・同行使),恐喝被告事件
裁判所大阪地方裁判所 第1刑事部
裁判年月日平成20年6月23日
判示事項の要旨1 医療法人の理事の依頼により同医療法人振出名義の白地手形を回収した被告人が,同白地手形に金額等を補充した上,銀行に取立てを依頼したという有価証券偽造,同行使事件について,被告人は同医療法人の手形を振り出す包括的な権限を有していた同理事から,同白地手形に金額等を補充した上で銀行へ取立依頼することの了承を得ていたなどとの弁護人の主張が排斥され,有罪とされた事例
2 被告人が,同医療法人理事長に対して,上記手形につき依頼返却して欲しければ3億円を小切手と現金で支払うよう要求し,金額合計2億9000万円の小切手3通,現金1000万円を喝取したという恐喝事件につき,被告人は上記要求をした前日に既に依頼返却の手続をしているところ,同理事長もそのことを知っていた疑いが残り,被告人が上記要求をしたというには合理的な疑いが残るとして,無罪が言い渡された事例
事件番号平成17(わ)757
事件名有価証券虚偽記入・同行使(変更後の訴因 有価証券偽造・同行使),恐喝被告事件
裁判所大阪地方裁判所 第1刑事部
裁判年月日平成20年6月23日
判示事項の要旨
1 医療法人の理事の依頼により同医療法人振出名義の白地手形を回収した被告人が,同白地手形に金額等を補充した上,銀行に取立てを依頼したという有価証券偽造,同行使事件について,被告人は同医療法人の手形を振り出す包括的な権限を有していた同理事から,同白地手形に金額等を補充した上で銀行へ取立依頼することの了承を得ていたなどとの弁護人の主張が排斥され,有罪とされた事例
2 被告人が,同医療法人理事長に対して,上記手形につき依頼返却して欲しければ3億円を小切手と現金で支払うよう要求し,金額合計2億9000万円の小切手3通,現金1000万円を喝取したという恐喝事件につき,被告人は上記要求をした前日に既に依頼返却の手続をしているところ,同理事長もそのことを知っていた疑いが残り,被告人が上記要求をしたというには合理的な疑いが残るとして,無罪が言い渡された事例
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