事件番号令和6(わ)1909
事件名殺人
裁判所名古屋地方裁判所 刑事第1部
裁判年月日令和7年6月2日
事案の概要本件は、被告人が、同居の母親に対し、その頭部を鉄アレイで複数回殴って殺害した事案である。
被告人は、名古屋市(以下、住所省略)被告人方で、母親であるA(以下「被害者」という。)と二人暮らしをしていたが、進路選択について希望を聞いてくれなかったことなどから、長年被害者に嫌悪感を抱いており、令和4年11月に父親が死亡して以降は相談する相手もいなかった。そのような中、被告人は、父親の誕生日であった令和6年9月4日、父親の仏壇に供え物をしていたところ、被害者から「いつまでも死んだ人のこと思っとらんでもええんだわ。」などと言われたことにより、自身や父親を侮辱されたと感じ、同月5日午後8時頃、前記被告人方において、就寝中の被害者(当時82歳)に対し、嫌悪感を増幅させ、被害者に消えてほしいと考え、殺意をもって、その頭部を両手で持った鉄アレイ(重量約1.96キログラム。名古屋地方検察庁令和6年領第2187号符号1)で複数回殴り、よって、その頃、同所において、同人を頭部外傷による外傷性ショックにより死亡させて殺害した。
事件番号令和6(わ)1909
事件名殺人
裁判所名古屋地方裁判所 刑事第1部
裁判年月日令和7年6月2日
事案の概要
本件は、被告人が、同居の母親に対し、その頭部を鉄アレイで複数回殴って殺害した事案である。
被告人は、名古屋市(以下、住所省略)被告人方で、母親であるA(以下「被害者」という。)と二人暮らしをしていたが、進路選択について希望を聞いてくれなかったことなどから、長年被害者に嫌悪感を抱いており、令和4年11月に父親が死亡して以降は相談する相手もいなかった。そのような中、被告人は、父親の誕生日であった令和6年9月4日、父親の仏壇に供え物をしていたところ、被害者から「いつまでも死んだ人のこと思っとらんでもええんだわ。」などと言われたことにより、自身や父親を侮辱されたと感じ、同月5日午後8時頃、前記被告人方において、就寝中の被害者(当時82歳)に対し、嫌悪感を増幅させ、被害者に消えてほしいと考え、殺意をもって、その頭部を両手で持った鉄アレイ(重量約1.96キログラム。名古屋地方検察庁令和6年領第2187号符号1)で複数回殴り、よって、その頃、同所において、同人を頭部外傷による外傷性ショックにより死亡させて殺害した。
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