事件番号 | 平成24(許)48 |
---|---|
事件名 | 間接強制に対する執行抗告棄却決定に対する許可抗告事件 |
裁判所 | 最高裁判所第一小法廷 |
裁判年月日 | 平成25年3月28日 |
裁判種別 | 決定 |
結果 | 棄却 |
原審裁判所 | 札幌高等裁判所 |
原審事件番号 | 平成24(ラ)271 |
原審裁判年月日 | 平成24年10月30日 |
事案の概要 | 本件は,未成年者の父である相手方が,未成年者の母であり,未成年者を単独で監護する抗告人に対し,相手方と未成年者との面会及びその他の交流(以下「面会交流」という。)に係る審判に基づき,間接強制の申立てをした事案である。 |
判示事項 | 1 監護親に対し非監護親が子と面会交流をすることを許さなければならないと命ずる審判に基づき間接強制決定をすることができる場合 2 監護親に対し非監護親が子と面会交流をすることを許さなければならないと命ずる審判に基づき間接強制決定をすることができるとされた事例 |
裁判要旨 | 1 監護親に対し非監護親が子と面会交流をすることを許さなければならないと命ずる審判において,面会交流の日時又は頻度,各回の面会交流時間の長さ,子の引渡しの方法等が具体的に定められているなど監護親がすべき給付の特定に欠けるところがないといえる場合は,上記審判に基づき監護親に対し間接強制決定をすることができる。 2 監護親に対し非監護親が子と面会交流をすることを許さなければならないと命ずる審判において,次の(1),(2)のとおり定められているなど判示の事情の下では,監護親がすべき給付の特定に欠けるところはないといえ,上記審判に基づき監護親に対し間接強制決定をすることができる。 (1) 面会交流の日程等は,月1回,毎月第2土曜日の午前10時から午後4時までとし,場所は,子の福祉を考慮して非監護親の自宅以外の非監護親が定めた場所とする。 (2) 子の受渡場所は,監護親の自宅以外の場所とし,当事者間で協議して定めるが,協議が調わないときは,所定の駅改札口付近とし,監護親は,面会交流開始時に,受渡場所において子を非監護親に引き渡し,子を引き渡す場面のほかは,面会交流に立ち会わず,非監護親は,面会交流終了時に,受渡場所において子を監護親に引き渡す。 |
事件番号 | 平成24(許)48 |
---|---|
事件名 | 間接強制に対する執行抗告棄却決定に対する許可抗告事件 |
裁判所 | 最高裁判所第一小法廷 |
裁判年月日 | 平成25年3月28日 |
裁判種別 | 決定 |
結果 | 棄却 |
原審裁判所 | 札幌高等裁判所 |
原審事件番号 | 平成24(ラ)271 |
原審裁判年月日 | 平成24年10月30日 |
事案の概要 |
---|
本件は,未成年者の父である相手方が,未成年者の母であり,未成年者を単独で監護する抗告人に対し,相手方と未成年者との面会及びその他の交流(以下「面会交流」という。)に係る審判に基づき,間接強制の申立てをした事案である。 |
判示事項 |
1 監護親に対し非監護親が子と面会交流をすることを許さなければならないと命ずる審判に基づき間接強制決定をすることができる場合 2 監護親に対し非監護親が子と面会交流をすることを許さなければならないと命ずる審判に基づき間接強制決定をすることができるとされた事例 |
裁判要旨 |
1 監護親に対し非監護親が子と面会交流をすることを許さなければならないと命ずる審判において,面会交流の日時又は頻度,各回の面会交流時間の長さ,子の引渡しの方法等が具体的に定められているなど監護親がすべき給付の特定に欠けるところがないといえる場合は,上記審判に基づき監護親に対し間接強制決定をすることができる。 2 監護親に対し非監護親が子と面会交流をすることを許さなければならないと命ずる審判において,次の(1),(2)のとおり定められているなど判示の事情の下では,監護親がすべき給付の特定に欠けるところはないといえ,上記審判に基づき監護親に対し間接強制決定をすることができる。 (1) 面会交流の日程等は,月1回,毎月第2土曜日の午前10時から午後4時までとし,場所は,子の福祉を考慮して非監護親の自宅以外の非監護親が定めた場所とする。 (2) 子の受渡場所は,監護親の自宅以外の場所とし,当事者間で協議して定めるが,協議が調わないときは,所定の駅改札口付近とし,監護親は,面会交流開始時に,受渡場所において子を非監護親に引き渡し,子を引き渡す場面のほかは,面会交流に立ち会わず,非監護親は,面会交流終了時に,受渡場所において子を監護親に引き渡す。 |