事件番号令和2(わ)1104
事件名強盗殺人未遂,強盗傷人
裁判所名古屋地方裁判所 刑事第3部
裁判年月日令和3年1月29日
事案の概要被告人は,
第1 A(当時34歳)から約100万円の借金をしていたところ,同人から保証人を立てることを求められると,保証人が見つかったと嘘をついた。すると,前記Aから,ゴールデンウィーク中に保証人を連れて来てほしいと言われ,被告人は焦りを募らせた。そこで,被告人は,前記Aに対し,背後から石頭鎚でその頭部を殴打して同人からの借入金の借用書を強取するとともに,前記借入金の返済を免れようと考え,令和2年5月2日午後9時頃から同日午後9時22分頃までの間に,愛知県大府市a町bc番地のd所在のB方離れ2階廊下において,前記Aが同人の部屋から前記廊下に出てきたので,同人に対し,殺意をもって,その頭部等を石頭鎚(重量約880グラム)で多数回殴り付け,その反抗を抑圧したが,物音等を聞いて駆けつけたC(当時60歳)に発見されたため,前記借用書の強取及び前記借入金の返済を免れる目的を遂げず,前記Aに全治不能の失語症及び右半身麻痺の後遺症を伴う頭蓋骨陥没骨折,左脳挫傷並びに左視束管骨折等の傷害を負わせたにとどまり,死亡させるに至らなかった。
第2 前記日時頃,前記Cによる警察への通報を阻止するため,逃げ出した同人を追い掛け,前記B方離れ1階車庫において,前記Cに対し,その頭部を前記石頭鎚で1回殴り付ける暴行を加え,よって,同人に全治約3週間を要する右頭頂骨陥没骨折等の傷害を負わせた。
事件番号令和2(わ)1104
事件名強盗殺人未遂,強盗傷人
裁判所名古屋地方裁判所 刑事第3部
裁判年月日令和3年1月29日
事案の概要
被告人は,
第1 A(当時34歳)から約100万円の借金をしていたところ,同人から保証人を立てることを求められると,保証人が見つかったと嘘をついた。すると,前記Aから,ゴールデンウィーク中に保証人を連れて来てほしいと言われ,被告人は焦りを募らせた。そこで,被告人は,前記Aに対し,背後から石頭鎚でその頭部を殴打して同人からの借入金の借用書を強取するとともに,前記借入金の返済を免れようと考え,令和2年5月2日午後9時頃から同日午後9時22分頃までの間に,愛知県大府市a町bc番地のd所在のB方離れ2階廊下において,前記Aが同人の部屋から前記廊下に出てきたので,同人に対し,殺意をもって,その頭部等を石頭鎚(重量約880グラム)で多数回殴り付け,その反抗を抑圧したが,物音等を聞いて駆けつけたC(当時60歳)に発見されたため,前記借用書の強取及び前記借入金の返済を免れる目的を遂げず,前記Aに全治不能の失語症及び右半身麻痺の後遺症を伴う頭蓋骨陥没骨折,左脳挫傷並びに左視束管骨折等の傷害を負わせたにとどまり,死亡させるに至らなかった。
第2 前記日時頃,前記Cによる警察への通報を阻止するため,逃げ出した同人を追い掛け,前記B方離れ1階車庫において,前記Cに対し,その頭部を前記石頭鎚で1回殴り付ける暴行を加え,よって,同人に全治約3週間を要する右頭頂骨陥没骨折等の傷害を負わせた。
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