事件番号平成30(受)1447
事件名各損害賠償請求事件
裁判所最高裁判所第一小法廷
裁判年月日令和3年5月17日
裁判種別判決
結果その他
原審裁判所東京高等裁判所
原審事件番号平成24(ネ)4631
原審裁判年月日平成29年10月27日
事案の概要本件は,原告らが,被告国に対し,建設作業従事者が石綿含有建材から生ずる石綿粉じんにばく露することを防止するために被告国が労働安全衛生法(以下「安衛法」という。)に基づく規制権限を行使しなかったことが違法であるなどと主張して,国家賠償法1条1項に基づく損害賠償を求めるとともに,被告エーアンドエーマテリアル,被告ニチアス,被告エム・エム・ケイ,被告大建工業,被告太平洋セメント及び被告ノザワ(以下,上記6社の被告らを併せて「被告建材メーカーら」という。)に対し,被告建材メーカーらが石綿含有建材から生ずる粉じんにばく露すると石綿関連疾患にり患する危険があること等を表示することなく石綿含有建材を製造販売したことにより本件被災者らが上記疾患にり患したと主張して,不法行為に基づく損害賠償を求める事案である。
判示事項1 労働大臣が建設現場における石綿関連疾患の発生防止のために労働安全衛生法に基づく規制権限を行使しなかったことが労働者に該当しない者も含む屋内の建設作業従事者との関係において国家賠償法1条1項の適用上違法であるとされた事例
 2 被害者によって特定された複数の行為者のほかに被害者の損害をそれのみで惹起し得る行為をした者が存在しないことは,民法719条1項後段の適用の要件である
3 石綿含有建材を製造販売した建材メーカーらが,石綿関連疾患にり患した大工らに対し,民法719条1項後段の類推適用により,上記大工らの各損害の3分の1について連帯して損害賠償責任を負うとされた事例
事件番号平成30(受)1447
事件名各損害賠償請求事件
裁判所最高裁判所第一小法廷
裁判年月日令和3年5月17日
裁判種別判決
結果その他
原審裁判所東京高等裁判所
原審事件番号平成24(ネ)4631
原審裁判年月日平成29年10月27日
事案の概要
本件は,原告らが,被告国に対し,建設作業従事者が石綿含有建材から生ずる石綿粉じんにばく露することを防止するために被告国が労働安全衛生法(以下「安衛法」という。)に基づく規制権限を行使しなかったことが違法であるなどと主張して,国家賠償法1条1項に基づく損害賠償を求めるとともに,被告エーアンドエーマテリアル,被告ニチアス,被告エム・エム・ケイ,被告大建工業,被告太平洋セメント及び被告ノザワ(以下,上記6社の被告らを併せて「被告建材メーカーら」という。)に対し,被告建材メーカーらが石綿含有建材から生ずる粉じんにばく露すると石綿関連疾患にり患する危険があること等を表示することなく石綿含有建材を製造販売したことにより本件被災者らが上記疾患にり患したと主張して,不法行為に基づく損害賠償を求める事案である。
判示事項
1 労働大臣が建設現場における石綿関連疾患の発生防止のために労働安全衛生法に基づく規制権限を行使しなかったことが労働者に該当しない者も含む屋内の建設作業従事者との関係において国家賠償法1条1項の適用上違法であるとされた事例
 2 被害者によって特定された複数の行為者のほかに被害者の損害をそれのみで惹起し得る行為をした者が存在しないことは,民法719条1項後段の適用の要件である
3 石綿含有建材を製造販売した建材メーカーらが,石綿関連疾患にり患した大工らに対し,民法719条1項後段の類推適用により,上記大工らの各損害の3分の1について連帯して損害賠償責任を負うとされた事例
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