事件番号令和1(わ)1924
事件名殺人,非現住建造物等放火,死体損壊
裁判所名古屋地方裁判所 刑事第3部
裁判年月日令和3年2月24日
事案の概要被告人は,分離前の相被告人Aと共謀の上,
第1 平成27年12月下旬頃から,前記Aの夫であるBの死亡保険金及び相続財産を得る目的で,同人が寝入っている隙に失火を装って同人方に火を放つ方法で殺害しようと企て,平成28年2月6日午後10時18分頃から同日午後10時55分頃までの間,愛知県稲沢市a町b番地所在の同人方に立ち入ったところ,同所において,被告人が,起きていた前記B(当時60歳)と口論となり,同人の左頬辺りを拳で殴ったところ,身の危険を感じた同人が,自己の生命又は身体を防衛するため,同人方のいずれかの場所から刃物を持ち出し,振り回したので,被告人は,前記Bから刃物を奪い,殺意をもって,その胸部を刃物で数回突き刺し,よって,その頃,同所において,同人を胸部刺切創による失血により死亡させて殺害した。
第2 同月11日頃から,前記B方に放火して同人の死体もろとも同人方を焼失させ,前記第1の犯行発覚を防ぎ,同人の死亡保険金及び相続財産を得ようと企て,同月13日午後8時28分頃から同日午後8時49分頃までの間,同人方1階北東6畳和室において,被告人が,同所に積み重ねた衣類等に着火して火を放ち,その火を,前記AがCほか1名と共有する前記B方木造瓦葺2階建住宅(床面積合計約181.50平方メートル)の柱,天井等に燃え移らせ,よって,現に人が住居に使用せず,かつ,現に人がいない同住宅を全焼させて焼損するとともに,前記Bの死体を焼損して損壊した。
事件番号令和1(わ)1924
事件名殺人,非現住建造物等放火,死体損壊
裁判所名古屋地方裁判所 刑事第3部
裁判年月日令和3年2月24日
事案の概要
被告人は,分離前の相被告人Aと共謀の上,
第1 平成27年12月下旬頃から,前記Aの夫であるBの死亡保険金及び相続財産を得る目的で,同人が寝入っている隙に失火を装って同人方に火を放つ方法で殺害しようと企て,平成28年2月6日午後10時18分頃から同日午後10時55分頃までの間,愛知県稲沢市a町b番地所在の同人方に立ち入ったところ,同所において,被告人が,起きていた前記B(当時60歳)と口論となり,同人の左頬辺りを拳で殴ったところ,身の危険を感じた同人が,自己の生命又は身体を防衛するため,同人方のいずれかの場所から刃物を持ち出し,振り回したので,被告人は,前記Bから刃物を奪い,殺意をもって,その胸部を刃物で数回突き刺し,よって,その頃,同所において,同人を胸部刺切創による失血により死亡させて殺害した。
第2 同月11日頃から,前記B方に放火して同人の死体もろとも同人方を焼失させ,前記第1の犯行発覚を防ぎ,同人の死亡保険金及び相続財産を得ようと企て,同月13日午後8時28分頃から同日午後8時49分頃までの間,同人方1階北東6畳和室において,被告人が,同所に積み重ねた衣類等に着火して火を放ち,その火を,前記AがCほか1名と共有する前記B方木造瓦葺2階建住宅(床面積合計約181.50平方メートル)の柱,天井等に燃え移らせ,よって,現に人が住居に使用せず,かつ,現に人がいない同住宅を全焼させて焼損するとともに,前記Bの死体を焼損して損壊した。
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