事件番号平成30(ワ)35263
事件名損害賠償等請求事件
裁判所東京地方裁判所
裁判年月日令和3年9月29日
事件種別不正競争・民事訴訟
事案の概要本件は,原告が,被告会社及び原告の元従業員で被告会社の従業員である被告Yに対し,①被告らは,共同して,原告が取引先に納入した原告製の2WAY対応型酸素チャンバーから,営業秘密である別紙営業秘密目録記載のパラメータに係るデータ(以下「本件データ」という。)を内蔵する制御装置等を取り外して持ち出し,競合製品の製造過程で同データを外注先に開示したものであり,同行為は,不正な手段による営業秘密の取得及び当該不正取得により取得した営業秘密の使用・開示(不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項4号)に当たる,②被告会社が,上記①の不正競争行為により取得した本件データを使用して製造した2WAY対応型酸素チャンバーを譲渡し,展示会において展示し,ウェブサイト上で紹介した行為は,同項10号の不正競争行為に当たる,③被告らによる上記持出し行為は,一般不法行為を構成すると主張し,不競法3条1項に基づき,本件データの使用及び開示並びに被告会社製の2WAY対応型酸素チャンバーの譲渡等の差止めを,同条2項に基づき,被告会社製の2WAY対応型酸素チャンバー及び本件データ(同データを基に作成されたデータを含む。)の廃棄をそれぞれ求めるとともに,上記①②については不競法4条,民法709条,719条1項,上記③については民法709条,719条1項にそれぞれ基づき,連帯して,損害賠償金462万円(逸失利益420万円,弁護士費用42万円)及びこれに対する訴状送達の日(被告会社について平成30年11月21日,被告Yについて同月19日)から支払済みまで民法(平成29年法律第44号による改正前)所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
事件番号平成30(ワ)35263
事件名損害賠償等請求事件
裁判所東京地方裁判所
裁判年月日令和3年9月29日
事件種別不正競争・民事訴訟
事案の概要
本件は,原告が,被告会社及び原告の元従業員で被告会社の従業員である被告Yに対し,①被告らは,共同して,原告が取引先に納入した原告製の2WAY対応型酸素チャンバーから,営業秘密である別紙営業秘密目録記載のパラメータに係るデータ(以下「本件データ」という。)を内蔵する制御装置等を取り外して持ち出し,競合製品の製造過程で同データを外注先に開示したものであり,同行為は,不正な手段による営業秘密の取得及び当該不正取得により取得した営業秘密の使用・開示(不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項4号)に当たる,②被告会社が,上記①の不正競争行為により取得した本件データを使用して製造した2WAY対応型酸素チャンバーを譲渡し,展示会において展示し,ウェブサイト上で紹介した行為は,同項10号の不正競争行為に当たる,③被告らによる上記持出し行為は,一般不法行為を構成すると主張し,不競法3条1項に基づき,本件データの使用及び開示並びに被告会社製の2WAY対応型酸素チャンバーの譲渡等の差止めを,同条2項に基づき,被告会社製の2WAY対応型酸素チャンバー及び本件データ(同データを基に作成されたデータを含む。)の廃棄をそれぞれ求めるとともに,上記①②については不競法4条,民法709条,719条1項,上記③については民法709条,719条1項にそれぞれ基づき,連帯して,損害賠償金462万円(逸失利益420万円,弁護士費用42万円)及びこれに対する訴状送達の日(被告会社について平成30年11月21日,被告Yについて同月19日)から支払済みまで民法(平成29年法律第44号による改正前)所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
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